今年の10月に『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』が公開されたこともあり、未だ衰え知らずの人気を見せる『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズ。
そんなゲゲゲの鬼太郎の生みの親であり、調布市の名誉市民でもある水木しげる先生の功績を称える一大イベント、『ゲゲゲ忌』が今年も開催されたので遊びに行ってきました。
個人的な体験レポートですが、行くか迷っている方や遠方で遊びに来れない方への参考になれば幸いです。
……というのは記事として成立させるための建前で、一ファンがはしゃいできた様子をお届けします
ネタバレ:ゲゲゲ忌超楽しい
ゲゲゲ忌とは
この記事を開いてくださった方には説明不要かと思いますが、体験レポートの前に一応『ゲゲゲ忌』とは何かを簡単に説明しておきましょう。
「水木マンガの生まれた街 調布」こと東京都調布市では、名誉市民である水木しげる先生の功績称え、水木先生の命日である11月30日を「ゲゲゲ忌」と称し、街を挙げての一大イベントを開催しています。
イベント内容は水木先生ゆかりの地を巡るスタンプラリーや物販、キャラクターショー、コラボ商品、企画展示など非常に多岐にわたります。
ゲゲゲ忌は水木先生が亡くなった翌年の2016年から始まり、2024年の今回は9回目となります。
今年の開催期間は11月22日(金)から12月1日(日)の10日間です。
喪に服すのではなく、むしろお祭りにしちゃうのは水木先生って感じでいいですね
というわけでここからは、一介のオタクが過ごした1日をご覧ください。
『ゲゲゲ忌2024』11/24(日) 体験レポート
調布駅到着
調布駅に到着すると、中央口改札を出てすぐのところに「ゲゲゲのパルコ」の広告が貼られていました。僕のゲゲゲ忌はこの地点からスタートです。
ゲゲゲ忌は見どころが非常に多く、また混雑が予想されることから朝9時前には調布駅に到着しました。
余裕をもって早く来たつもりだったのですが、日曜日なだけあり、調布駅改札外コンコースにある「ぬくもりステーション」には、すでにスタンプ台紙の配布を待つ長蛇の列が。
大した盛況ぶりです。
幸い最初に向かう予定だった布多天神社でもスタンプ台紙を配布していたので、駅の列には並ばずにそちらへと向かいます。
朝にも関わらず、道中にはたくさんの妖怪さんたち(コスプレ)がいらっしゃいました
コスプレイベントの「ブリガドーン計画」があるためか、みんな気合が入ってたね
布多天神社と御神域
布多天神社に到着すると、すでに社務所前には御朱印をいただくための列ができていました。
というのも布多天神社では、ゲゲゲ忌限定で特別な御朱印の授与を行っているため、御朱印を求める人たちが後を絶たないのです。
御朱印のデザインは定番の鬼太郎や猫娘の他、今年は鬼太郎の両親の絵柄もあるようでした。
僕は今回初めて御朱印をいただくので、定番の鬼太郎デザインを授与していただきました。
御朱印には短冊がセットになっていて、願いを書いて妖怪ポストに投函することができます。
そう、御神域にある妖怪ポストに願いを投函できるのです。
……唐突のクソでかボイス失礼しました。
ですがこれは仕方のないこと。
というのも布多天神社の裏にある森は御神域なため、普段は入ることが出来ません。
ところが漫画「ゲゲゲの鬼太郎」において、この神社裏の森は鬼太郎の住む「ゲゲゲの森」とされていることから、ゲゲゲ忌のみ入ることが許されているのです。
必然テンションも上がります。
例年ではゲゲゲ忌の特別御朱印を受けた人しか入れないようでしたが、今年は条件が緩和されたらしく、鬼太郎関係の映画やアニメを観た人と妖怪コスプレをした人も入れるようでした。
しかしここは御神域。撮影は妖怪ポストとキャラクター前のみ可能となっていますので、注意しましょう。
ということで参拝したのち、御神域に入らせていただきました。
その後は貰ったスタンプ台紙にスタンプを押し、おみくじを引いてきました。
無駄遣いは駄目だそうです。
鬼太郎茶屋と天神通り
お次に向かったのは天神通りに移転してオープンしたばかりの新生鬼太郎茶屋。こちらもゲゲゲ忌において外せないスポットです。
しかし考えることは皆同じようで、こちらもやはり長蛇の列が。案内の方によると僕が並んだ辺りは約1時間待ちの予想でした。
しかし、旧店舗の鬼太郎茶屋が閉店する際、炎天下のなか3時間ほど待った僕には1時間などなんら苦ではありません。余裕の入店を果たし、グッズとフードの購入を果たします。
戦利品に関しては他のショップの物とまとめ、後で自慢します
茶屋のスタンプを押した後は天神通りの鬼太郎ファミリーを見て回ったのですが、修繕されて前に来たときより綺麗になっていたうえ、可愛いイラストも追加されていました。
ゲゲゲ横丁・ゲゲゲの森
行きがけに「真光書店」さんと「暮しの衣料まつざわ」さんでスタンプを集めつつ、今度は調布市役所前庭と調布市文化会館たづくり北側道路で開催されている、「ゲゲゲ横丁・ゲゲゲの森」に向かいます。
「ゲゲゲ横丁・ゲゲゲの森」は今年のゲゲゲ忌のなかでも23(土)と24(日)にしかやっていないレアなイベントです。
グッズの販売や飲食出店、鳥取物産展、あそびブースなど様々な催しがあるのですが、僕は午後1時からの「鳥取県PRステージ」と午後2時からの「アニメ第6期キャラクターショー(ねずみ男の謎解きチャレンジ)」を主な目的として楽しみました。
鳥取県のPRステージでは、水木しげるロードなどに関する問題が出題されたのですが、妖怪検定の際に覚えたブロンズ像の数が出てきて嬉しかったです
現在の水木しげるロードにあるブロンズ像の数は178体。語呂合わせすると因幡(鳥取県東半部の旧国名)になるよ
ステージを楽しんだ後はタピオカ生地の妖怪焼きを喫しました。モチモチしていて絶品かつ食べ応え抜群です。
献花台とゲゲゲのファンアート展
「ゲゲゲ横丁・ゲゲゲの森」を開催している真横の「調布市文化会館たづくり」では、ゲゲゲ忌限定で献花台が設置されていました。
また、たづくり2Fでは「ゲゲゲのファンアート展」が開催されています。
ファン投稿のため個別の画像掲載は一応控えますが(撮影やSNS投稿はOKだそうですけど)、いずれも深い愛を感じる作品ばかりでした。
いやしくもイラストを描く人間としては、忙しくて参加できなかったのが悔やまれます
X(旧Twitter)で「#ゲゲゲのファンアート展」で検索すると、詳しく写真を載せてくれている方がいるので、見に行けない方は是非そちらをご覧ください
たづくりにはゲゲゲギャラリーのスタンプもあるので、忘れずに集めておきましょう。
滑り込みのスタンプラリー参加認定
ここまで5個のスタンプを集めましたが、参加賞がもらえるのは7個以上から。
制限時間まで1時間を切っていたので、近場にある「調布PARCO 1F」と「調布駅」のスタンプを大急ぎで集め、記念品受渡場所である調布駅の「ぬくもりステーション」まで向かいます。
待ち時間を含めると締め切りの午後4時を少しオーバーしてしまいましたが、無事記念品のオリジナルステッカーを貰うことが出来ました。
もう慌てる必要もなくなったので、もう一度パルコに戻ることにします。
ゲゲゲのパルコ
調布パルコでは、ポップアップストアである「鬼太郎商店」や「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ~追憶展~」、H.I.Sの「日本47都道府県の妖怪紹介」があるなど、店舗をあげてのコラボを実施中。
僕が行った頃にはとっくに品切れでしたが、各飲食店でオリジナルメニューも販売しているそうです。
鬼太郎商店は「ゲゲゲの鬼太郎」を始めとする水木作品のグッズを売っているため、鬼太郎茶屋とコンセプトが被るのではないかと思っていましたが、意外とあちらとは別のグッズも売っていたため新鮮に楽しめました。
くじ引きもあるので、運に自信のある方は試してみるといいでしょう。
僕は普通に4等(一番多い)のアクスタを引きました
呼子もカワウソも可愛かったのでヨシ
ゲ謎の追憶展では、映画の切り抜きやフォトスポットが設けられています。シーンチョイスは割と独特な気も。
日本47都道府県の妖怪紹介はこんな感じ。あなたの地元の妖怪は誰ですか?
ああ、そうそう。別に関係ないんですが、シークレットスタンプは「ゲゲゲの●●●」にあるそうですよ
開業して35周年のとこらしいね。いったい何処なんだろう()
妖怪の街の夜を歩く
パルコから出たあとは大半のゲゲゲ忌スポットが閉業していたため、イベントと関係のない夕食をとってから夜の調布を散歩しました。
調布駅北第一自転車駐車場や妖怪ポスト、鬼太郎ひろばなどを見て回りましたが、昼とはまた違った趣があって良いものですね。
これにて僕のゲゲゲ忌体験は終了。
日曜参加のため、想像していた通り人の多さや待ち時間の長さはありましたが、とても楽しめました。
ですが今回巡ったスポットやイベントはほんの一部。来年は今回経験できなかったもののリベンジをしたいと思います。
しかし日曜日だからか、日中あれだけ居た妖怪さんたち(コスプレ)も夜になったら見かけなくなったね
月曜日に備えなきゃならないなんて、オバケにゃホント住みにくい時代さ!
戦利品自慢
最後に今回の戦利品の紹介。久しぶりに良いお金の使い方をしました。
マグネットが4期だったり悪魔くんのアクスタがストロファイアだったりと、ブラインド商品がなかなか当たりでしたね
(ストロファイアは見た目に惚れただけで、悪魔くん未視聴なのは秘密です)
コメント